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2024.02.16

【初期臨床研修】3/9(土)マイナビ主催「北海道病院合同…

薬剤師の臨床業務

2024.02.16

【初期臨床研修】3/9(土)マイナビ主催「北海道病院合同…

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チーム医療TEAM MEDICAL

病院内には様々な医療スタッフと一緒に連携することがあります。運営方法を検討する委員会や、患者の情報を共有・サポートするための各種カンファレンスがあります。特にがん治療においては、キャンサーボードへ積極的参加し、抗がん剤投与におけるレジメンの審査・登録から、投与・副作用の対処法の提案など、日々医療の質の向上のため活動を行っています。

一週間のスケジュール

※表は横にスクロールできます

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
回診 NST回診(月水金のうち週1回) 精神科リエゾン回診(毎週) NST回診(月水金のうち週1回) 緩和ケア回診(毎週) NST回診(月水金のうち週1回)
スキンケア回診(月1回) 精神科リエゾン回診(毎週)
ICT/AST回診(毎週)
カンファレンス 退院時カンファレンス2病棟 各1名ずつ(毎週) 退院時カンファレンス2病棟 各1名ずつ(毎週) 退院時カンファレンス2病棟 各1名ずつ(毎週) 退院時カンファレンス2病棟 各1名ずつ(毎週) 退院時カンファレンス2病棟 各1名ずつ(毎週)
糖尿病チーム
カンファレンス
(月1回)
心不全
カンファレンス
(第2,4水曜)
呼吸器肺癌センター
カンファレンス
(毎週)
心臓血管外科
カンファレンス
(毎週)
脳神経外科
カンファレンス
(毎週)
緩和ケアチーム

緩和ケアチーム

緩和ケアチーム

当院の緩和ケアチームは、患者様とご家族の訴えに真摯に対応し、意向に寄り添った緩和ケアを提供することで、患者様とご家族のQOL(生活の質、生命の質)が最大限に向上するように努めるということを目標とし、最善な治療を提供することを理念としております。

緩和ケアチームは医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師、ソーシャルワーカー等多くの職種で構成されており、週に一度のチーム回診において、各々の職能を存分に発揮できるような活動を心がけております。その中の薬剤師の役割としては、薬剤の副作用や相互作用を確認することはもちろんの事、近年新薬が数多く開発される中、患者様の希望に最大限配慮し、数ある薬剤の中から患者様個々に最善なものを提案していくことが求められています。

精神科リエゾン

精神科リエゾン

“リエゾン”とはフランス語で「連携・橋渡し・つなぐ」を意味します。当院の精神科リエゾンチームは精神科医師、認知症看護認定看護師、精神科専門薬剤師などで構成されており、精神医療と身体医療をつなぎ、患者さんへの包括的な医療を目指して、担当各科の医師や看護師と「連携」しながら活動をしております。

がんをはじめとする重大な病気は、患者さんの身体のみならず、こころにも影響を及ぼします。入院という環境の変化や身体疾患の影響で不眠や気持ちの辛さ、病気になってしまったやり場のない気持ち、他にも様々なことが起こりえます。薬剤師は精神科リエゾンチームの中で主に薬物療法(処方提案、効果や副作用確認など)を通して入院されている患者さんやご家族が、安心して治療が受けられるように活動しています。

精神科リエゾン

栄養サポートチーム【Nutrition Support Team:NST】

栄養状態が悪いと、十分な治療効果を得ることができません。NSTでは治療効果をより高めるため、病態にあった食事や栄養剤、輸液の提案を行います。薬剤師は主に輸液や薬剤タイプの栄養剤の提案を行います。また栄養状態に相応しくない薬剤の使用の有無についての確認なども行います。

週に1回、医師や管理栄養士、検査技師、言語聴覚士などといった多職種とカンファレンス及び回診を行っています。介入依頼を受けた患者を中心に、質の高い栄養管理を提供できるように活動しています。

感染制御チーム・抗菌薬適正使用支援チーム

感染制御チーム【Infection Control Team:ICT】
抗菌薬適正使用支援チーム【Antimicrobial Stewardship Team:AST】

感染制御チーム・抗菌薬適正使用支援チーム

ICT/ASTのメンバーは、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師などの多職種で構成され、抗生剤の適正使用の推進、院内感染防止を目的として毎週院内感染ラウンドを行っています。薬剤師は、抗MRSA薬・カルバペネム薬・広域スペクトル抗菌薬の適正使用、緑膿菌患者の多剤耐性防止、菌培養検査の結果から適切な治療が行われているか等を確認・検討しています。

特に抗MRSA薬を投与する場合には血中薬物濃度モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring ; TDM)を行うように規定し、解析結果をもとに薬剤師が直接医師に投与量、投与方法を提案しています。

スキンケアチーム

スキンケアチームでは、褥瘡、皮膚トラブルの予防対策を図り、患者様の生活の質(QOL)の向上を目指しています。
褥瘡は、一般に「床ずれ」といわれる同一体位で圧迫や摩擦が続くことでできる傷のことです。

スキンケアチームは、医師、看護師、薬剤師、栄養士で構成されており、月に2回、カンファレンスやチーム回診を行っています。薬剤師は、褥瘡状態に適した内服・外用薬の提案や、薬剤の使用方法や保管方法についての評価など、様々な情報提供を行い、褥瘡治療に努めています。

退院調整カンファレンス

ナースステーションにて医師、看護師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどの多職種と退院調整カンファレンスを行っています。患者の病態やこれまでの治療経過、退院予定日、今後のサポートの方針(転院・在宅訪問など)について情報共有を行っています。

病棟担当の薬剤師は、介入が必要な患者の退院に向けて、服薬指導を行い、服薬状況の確認や副作用予防のサポートを行います。

また、退院後も継続してケアが必要な場合は、訪問看護師などに入院時の介入状況を伝え、入院中も退院後も必要なケアが継続して行えるよう務めています。

薬剤管理指導DRUG MANAGEMENT GUIDANCE

入院中の患者様に対して、安全で、有効性があり、経済的な医療を提案するために、薬に対する副作用発現の有無や、治療効果、アドヒアランスの確認、相互作用などを、検査値や電子カルテの情報を確認しながら、薬剤管理指導を行っています。副作用の可能性があれば、医師・看護師に連絡し、処方変更を提案します。

またPBPM(Protocol Based Pharmacotherapy Managementプロトコールに基づく薬物治療管理)を実施しており、医師の代行処方・修正なども行っています。

病棟担当の薬剤師は、ICU以外の各病棟に2名~3名配置しています。病棟ごとに様々な診療科が割り振られており、病棟によって疾患に特色があります。病棟担当を決める際は、新人薬剤師から担当したい病棟の希望を募り、極力希望に沿った病棟を割り当てます。各病棟担当には必ず先輩薬剤師がいるので、新人でも安心して薬剤管理指導を実施しています。

治験CLINICAL TRIAL

治験

「治験」とは、新薬の誕生の過程で、ヒトでの効果と安全性を確認し、薬として承認を得る為の試験のことです。

当院では、治験コーディネーター(Clinical Research Coordinator:CRC)1名(看護師)、事務員1名、薬剤師数名で治験業務を分担しています。薬剤師の業務としては、治験薬払い出しのフロー作成、フローに基づく治験薬の払い出し、適切な条件下での管理や併用禁忌薬のチェックなどがあります。治験業務は、薬剤科のみで完結する業務ではないため、関連部署との連携が重要になっており、円滑で安全な治験薬の払い出しを目指して日々業務を行っています。

治験
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