医師としての人格を涵養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる外傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身に付ける。
当院は、「基幹型臨床研修病院」です。基幹型臨床研修病院とは、単独で臨床研修を行う病院のことを指します。また、「協力型臨床研修病院」としても、札幌医科大学や北海道大学、旭川医科大学、岩手医科大学といった基幹型臨床研修病院と協力して臨床研修を実施しています。
当院は、急性期疾患及びがんの治療を中心に、北海道・道南地域の急性期医療を担っている中核病院です。多くの診療科があり、救急患者を含め、各科の疾患症例や手術例が非常に多く、幅広く多くの症例を経験することができます。
※全国の急性期病院の診療実績を比較できる医療情報サイト「病院情報局」より抜粋
当院は地域基幹病院として救急及び入院診療主体の運営をしている病院である。その中でも当科は地域診療所からの紹介率が約40%と非常に高く、歯科口腔外科診療において中核的な位置づけです。地域における口腔外科及び有病者歯科診療を通じて、歯科的基本技術のみならず患者の全身的背景を把握する技術、能力を身につけるための基礎的トレーニング期間として卒後研修を位置づけ、“5つの視点”でバランスのとれたプログラムを組んでいます。
| 外来患者数 | 47.7人/日 |
|---|---|
| 紹介件数 | 1,748件/年 |
| 新入院数 | 55.2人/月 |
| 入院患者数 | 4.8人/1日平均 |
| 平均在院日数 | 2.7日 |
| 病院名 | 道内順位 | 退院患者数 |
|---|---|---|
| 札幌医科大学附属病院 | 1 | 7,003 |
| 北海道がんセンター | 2 | 6,500 |
| 北海道大学病院 | 3 | 5,177 |
| 手稲渓仁会病院 | 4 | 4,319 |
| 函館五稜郭病院 | 5 | 4,008 |
| 疾患 | 道内順位 | 退院患者数 |
|---|---|---|
| 胃がん | 5 | 304 |
| 大腸がん | 6 | 358 |
| 膵臓がん・脾臓がん | 7 | 264 |
| 食道がん | 3 | 167 |
| 胆嚢・肝外胆管がん | 6 | 106 |
| 肺がん | 5 | 885 |
| 前立腺がん | 4 | 288 |
| 膀胱がん | 2 | 279 |
| 卵巣・子宮がん | 9 | 177 |
| 手術件数 | 5,724件 |
|---|---|
| 心臓カテーテル | 761件 |
| ペースメーカー | 174件 |
| 消化器内視鏡 | 8,441件 |
| 呼吸器内視鏡 | 459件 |
| PET/CT | 2,089件 |
| 分娩件数 | 198件 |
| 救急車搬入件数 | 2,965件 |
函館圏では当院のみ保有するPET／CTと手術支援ロボット「ダ・ヴィンチXi」、320列CT、高精度放射線治療装置、ナビゲーションシステムなど最新の医療機器を積極的に導入するほか、研修医専用の宿舎、宿直室、トレーニングルームを確保し、研修ライフを強力にサポートします。
各科の指導医・上級医による熱心かつきめ細かい指導・助言はもちろん、看護師や薬剤師、臨床検査技師、臨床工学技士など他のメディカルスタッフからのフォローアップも充実。当院では「病院全体で研修医を育てる」風土が根付いています。
米国の最先端の医療に触れることで、広い視野を持った医師になってほしいという趣旨で実施している海外病院視察研修では、南カリフォルニア大学（USC）医学部の各センターを見学する他、USC一般学部の講義参加、米国裁判所での傍聴体験など、かけがえのない貴重な経験をすることができる当院独自のプロジェクトになっています。
研修医は1年次・2年次合わせて20名程度のため、みな仲が良く、アットホームな雰囲気のなか学ぶことができます。大切な仲間とともに助け合い、励まし合い、切磋琢磨しながら過ごす2年間は、今後の医師生活における大きな財産となるはずです。
